1. タウシュベツ川橋梁とは?
1-1. 「幻の橋」と呼ばれる理由
タウシュベツ川橋梁(たうしゅべつがわきょうりょう)は、北海道上士幌町の糠平湖(ぬかびらこ)に架かる、旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋です。
その美しいアーチ型と、水位によって“見えたり消えたり”する神秘的な現象から、「幻の橋」と呼ばれています🌫️🌉
湖の水位が低い時期には全体が姿を現し、水が増える夏頃には湖に沈んで見えなくなる…という、まさに“一期一会”の景観が多くの人を惹きつけています。
1-2. 歴史と場所(旧国鉄士幌線・糠平湖)
この橋がつくられたのは、1937年(昭和12年)。
十勝地方の開拓と林業輸送のために敷設された旧国鉄士幌線(しほろせん)の一部で、糠平川に架けられたのがタウシュベツ川橋梁です。
- 全長:約130m
- アーチ数:11連(美しいシンメトリーが特徴)
- 素材:コンクリート(当時としては画期的)
- 廃線:1987年に全線廃止
現在は鉄道も橋も役割を終えていますが、コンクリートの骨格だけが湖の中に残され、自然と人工の融合美として写真愛好家や歴史ファンに人気を集めています。
2. タウシュベツ橋の見頃はいつ?
2-1. 時期によって変わる「幻」の姿
タウシュベツ川橋梁の最大の魅力は、季節と水位の変化によって姿が変わるという“幻の橋”らしさ。
その年の天候や雪解け量、ダムの放流状況などによって水位が大きく変動するため、必ず見られるとは限らない点もまた、訪れる人の心をくすぐります。
おおまかな年間の変化は以下のとおり👇
| 月 | 状況 | 備考 |
|---|---|---|
| 1〜4月 | 湖が凍結し、氷の上に姿を現す | 冬景色と橋の共演が美しい。見学はツアーのみ推奨 |
| 5〜6月 | 水位が低く、橋が完全に見える | ベストシーズンのひとつ! |
| 7〜8月 | 水位が上昇し、橋が湖に沈む | 全く見えない年もある |
| 9〜10月 | 再び水位が下がれば見えることも | 年によるが、一部見える場合あり |
| 11〜12月 | 再び凍結に向かう | 初雪や薄氷の橋も風情あり |
2-2. 水位・見頃予測
近年の傾向からみると…
- 5月〜6月上旬が最も安定して全体が見える確率が高い
- 2024年は6月中旬頃に水没開始、8月には完全に沈んだ
- 雨の多い年は早く沈むため、梅雨前の訪問が安心
🌟「絶対に見たい!」という方は、GW明け〜6月中旬が狙い目です!
3. 見学方法は2通り|展望台とガイドツアー
タウシュベツ川橋梁は、橋のすぐそばまで行けるわけではありません。
見学には大きく分けて次の2通りの方法があります👇
3-1. 無料の展望台から見る(初心者向け)

糠平湖の東側、国道273号線沿いには、誰でも無料で立ち寄れる「タウシュベツ展望台」があります。
ここからは、約500〜600m先にある橋梁を遠望することが可能です🔭
📌展望台のポイント
- 駐車スペース数台分あり(無料)
- 双眼鏡の持参推奨(肉眼でも見えるが小さい)
- 木道・小さな案内看板あり(整備済)
- クマ除けのため音が鳴るもの(鈴・ラジオなど)推奨
3-2. ガイド付きツアーで橋の近くまで行くには?
タウシュベツ橋の真下まで行くには、許可されたガイドツアーに参加する必要があります。
というのも、現地は林道内にあり、一般車両の立ち入りは禁止されているからです。
🧭主なガイドツアー会社
🧳ツアーの概要
- 所要時間:約2〜3時間
- 料金:3,000〜5,000円程度(大人1名)
- 内容:林道を歩いて橋の真下へ/解説付き/集合・解散は糠平温泉街
✅ガイドツアーのメリット
- 間近で写真が撮れる
- タウシュベツの歴史や自然を学べる
- 野生動物・クマへの対応も安心
3-3. 体力・服装・虫対策の注意点

林道ルートは整備されているとはいえ、舗装されておらず泥や水たまりが多い場所もあります。
持ち物&服装のポイント
- トレッキングシューズ or 長靴(スニーカー不可)
- 虫除けスプレー(夏はブヨや蚊が多い)
- レインウェア(突然の雨も想定)
- 飲み物・帽子・防寒着(天候変化が激しい)
体力に不安のある方や小さなお子様連れには、展望台での見学がおすすめです👀
4. アクセスと駐車場情報

4-1. 上士幌・糠平温泉街からの行き方
タウシュベツ川橋梁は、上士幌町の糠平湖(ぬかびらこ)エリアに位置しています。
公共交通は限られているため、基本は車またはレンタカーでのアクセスが推奨です。
🚘主要地点からの所要時間目安
- 帯広駅から:約1時間30分(約70km)
- 札幌駅から:約3時間40分(約210km)
- 上士幌市街から:約40分(約30km)
4-2. 展望台と周辺施設(駐車場・トイレ)

🅿️【展望台の駐車場】
- 展望台には数台分の無料駐車スペースがあります
- 混雑する時期(5〜6月の土日など)は満車になることも
- バスなどの大型車は駐車不可
🚻【トイレについて】
- 展望台付近にはトイレはありません!🚫
- 最寄りの公共トイレは「ぬかびら源泉郷」内の観光案内所や道の駅上士幌などになります
- 見学前に必ずトイレは済ませておくのが安心です
🐻【その他の注意点】
- 周囲はヒグマの生息地のため、鈴・ラジオ・会話などで音を出しながら歩きましょう
- 展望台から先の林道(橋近く)への無断立入は禁止されています
5. 周辺のおすすめスポットとセットで楽しむ
タウシュベツ橋梁は、秘境感のある絶景スポットですが、周辺にも見逃せない魅力がたくさんあります。
せっかく上士幌エリアまで来たなら、セットで訪れたいスポットをいくつかご紹介します✨
5-1. ぬかびら源泉郷|静かな温泉地でほっとひと息♨️
タウシュベツ橋の観光拠点となるのが「ぬかびら源泉郷」。
落ち着いた雰囲気の温泉街で、日帰り入浴可能な宿も多数あります。
- 足湯あり(無料)
- 飲食店や軽食販売もあり
- 周辺の自然散策スポットも充実
🚻 トイレ休憩や食事にも便利なので、観光前後の立ち寄りにおすすめ!
5-2. 旧士幌線の他の橋梁群|鉄道遺構好きにたまらない!🚂
タウシュベツ橋だけでなく、糠平湖周辺には旧国鉄士幌線のアーチ橋梁跡がいくつも点在しています。
- 第三音更川橋梁(さんおとふけがわ)
- 第五音更川橋梁
- 音更川橋梁跡(ぬかびら湖畔) など
📸 撮影スポット巡りが好きな方は「士幌線アーチ橋めぐりドライブ」もおすすめです!
5-3. ナイタイ高原牧場|大パノラマと絶品ソフトクリーム🐄
車で約40分ほどで行けるのが、北海道屈指の絶景牧場「ナイタイ高原牧場」。

- ソフトクリーム・ナイタイバーガーなどグルメも充実
- 子連れ・ペット連れでも楽しめる
- 午前中はナイタイ → 午後にタウシュベツ というプランも◎
5-4. カフェ三国峠|絶景と珈琲でひとやすみ☕

【カフェ三国峠】は、国道273号の最高地点「三国峠(標高1139m)」にある絶景カフェ。
木のぬくもりあふれる店内からは、眼下に広がる松見大橋と原生林のパノラマビューを楽しめます。
- 名物「三国峠ブレンドコーヒー」☕
- カレーやケーキなど軽食あり🍰
- バイク・ドライブ客に人気の休憩スポット🏍️
📸 天気が良ければ、北海道屈指の絶景ロードといわれる三国峠ルートからのドライブも一生モノの思い出に!
6. まとめ|タウシュベツ橋は“消える前に見ておきたい北海道の秘境”
タウシュベツ川橋梁は、北海道の中でも特に“時間と自然の流れ”を感じられる唯一無二のスポット。
「幻の橋」と呼ばれる理由は、決して大げさではありません。
刻一刻と変わる水位、季節ごとの風景、そして橋が消えゆく儚さ…。
その全てが、写真や言葉では伝えきれない感動体験になります。
✅タウシュベツ橋観光を楽しむポイントまとめ
- 📅 見頃は5月〜6月中旬がベスト!
- 🔭 展望台か、ガイドツアーでの見学が必須
- 🚙 アクセスは車推奨・トイレは事前に済ませておこう
- ☕ ぬかびら源泉郷や三国峠カフェとセットで立ち寄りたい!
- 🐻 ヒグマ対策・服装・虫除けは忘れずに
北海道を旅するなら、ぜひ一度は訪れてほしい「消える橋」。
2025年、あなただけの“幻”との出会いを、タウシュベツで体験してみてはいかがでしょうか?

